
人気漫画、"鬼滅の刃が"4年3ヶ月の連載に幕を下ろしました。
人気漫画だけあって、最大の敵を倒した後にどうなるのかと、気になった人は多かったと思います。
新しい舞台で話が続くのか?
このまま終了するのか?
ネットなどでも、賛否両論の意見がでていました。
結果は連載終了!有終の美を飾って終わった漫画となりました。
鬼滅の刃は、社会現象になったほどの漫画で、2020年5月の段階では、一番注目されている漫画と言っても過言ではないでしょう。
その漫画が、綺麗に終了することは、異例の判断と言えるでしょう。
週刊少年ジャンプで連載していた漫画ですが、ジャンプは人気作品は終わらせないという歴史があります。
作者の意向よりも、人気作品の継続!これで多くの作品が、被害にあっています。
ダラダラと続いた漫画
週刊少年ジャンプには、名作と言われている漫画でも、当時は『まだ続くの?』と思われた漫画があります。
北斗の拳
聖闘士星矢
ドラゴンボール
まだまだたくさんありますが、この漫画を知らない人はいないぐらいの漫画でしょう。
何十年も前の漫画なのに、知名度と人気のある漫画だと思いますが、連載最後は飽きられて連載を終了させられた漫画でした。
とにかく話を伸ばす、新しい敵が出てくる...
最高に強い敵を倒したら、もっと強い敵が現れる....
ドキドキする気持ちがだんだんと薄れていくような漫画になってしましました。
特に『ドラゴンボール』などは、作者の"鳥山明先生"がやめたくてしょうがなかった話は有名です。
もともと『ドラゴンボール』の前に連載していた『Dr.スランプ』を終了させたい気持ちから『新しい漫画を連載するから』を条件に終了させました。
交換条件のもとで連載を終了させた漫画と言われています。
つぎに描いた『ドラゴンボール』は漫画の歴史を塗り変えるほどの人気作品となりましたが、"鳥山明先生"は"悟空″が天下一舞踏会で優勝した時に終わらせたかったみたいです。
もちろん、次の″サイヤ人編″で歴史的な漫画になりましたが、のちの″魔人ブー編″は無くてもよかったと思っています。
ドラゴンボールでの例でしたが、ジャンプではこういう事を普通に行われていました。
″ワンピース″も例外ではないと思います。
話がダラダラと続いて、1997年に始まった連載が、今では96巻まで刊行しています。
面白い漫画だと思いますが、23年も続いていると離れていく読者も少なくはないです。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のような一話読み切り漫画なら、何年続いても楽しく読めますが、続き物になると長すぎる感は否めません。
これも編集者サイドの意向も強く入っていることだと思います。
デビュー作が引退作になる作品でしょう。
綺麗に終わった漫画
しかし、例外の作品もあります。
人気絶頂期で終わった『スラムダンク』です。
これには読者も驚いたほどの衝撃でした!
まだまだ続くと思っていた漫画が、いきなり終了...ジャンプ史上初めての事だったと思います。
作者の井上雄彦先生は、『これ以上の試合は描けない』と言う理由から、連載を終了しました。
絶頂期で終わった漫画はいまでも伝説的と言われて、当時タブーと言われたバスケット漫画をスタンダードにした功績は凄い事だと思います。
今回の『鬼滅の刃』の最終回は、とてもいいところで終わらせることができた漫画と言っても良いでしょう。
時代の流れかわかりませんが、編集者の考え方も作品の品質を護る気持ちが芽生えたのかもしれません。
読者としても賛否両論かもしれませんが、作者の気持ちを一番にすることが大切かもしれません。