
横綱、日馬富士関の暴行問題でとうとう引退するまで追い込まれることになりました。
事の発端は大相撲の秋巡業中に横綱日馬富士が同郷のモンゴル力士の幕内貴ノ岩に暴行を行ったことが始まりです。
ビール瓶で殴った?数十発の暴力
モンゴル出身力士で開かれる『モンゴル会』を日本人力士を含む10人あたりで鳥取県の居酒屋で懇親会を行っていた。
モンゴル出身力士は日馬富士、白鵬、鶴竜、照ノ富士、貴ノ岩が居るなか、日馬富士が貴ノ岩に礼儀についての叱責があり
兄弟子に対する挨拶、礼儀などの生活態度を注意しているなか貴ノ岩の携帯が鳴ったことでそれを操作しようとしました。
日馬富士がその態度に激高して手を出してしまいました。
口頭での注意なら良かったのですが、アルコールも入っていたので自制ができず数十発も殴ったようです。
当初はビール瓶で殴ったなど報道されていましたが、ビール瓶ではなくテレビのリモコンで殴ったようです。
礼儀を重んじる相撲業界で兄弟子の話の最中に携帯を操作使用とする意味が分かりません。
相撲業界でなくても日本ではありえない態度だと思います。
しかし暴力はいけません絶対に...
貴乃花親方が激怒
貴ノ岩が暴行されたことで2週間の怪我という診断書をもとに、所属部屋の貴乃花親方が警察に被害届を提出しました。
力士のトラブルがあった時には速やかに相撲協会へ報告する義務がありますが、それを無視しての被害届の提出はかなりの強硬だし、貴ノ岩関への聞き取り調査も拒んでいます。
日馬富士が謝罪に行っても会おうともしなかったし、コメントは『正当に裁きをしていかなければならない。それが巡業部長の務め』とおっしゃっていました。
日馬富士の引退
被害届が取り下げられない為、警察の事情徴収が日馬富士や同席していた白鵬にも行われ事の真相?が明かされました。
実際本当なのか口裏を合わせたのかは分かりませんが、おおよその話がかみ合ったらしいです。
結果、渦中の日馬富士は騒動の責任をとることで引退しました。
引退会見では貴ノ岩や関係者の方に謝罪をして25秒間頭を下げました。
引退会見では親方が複雑
道半ばでの引退で複雑な心境の日馬富士だと思いますが、親方の伊勢ヶ濱親方も複雑な心境だったと思います。
会見前から涙ぐんでましたから...
これからどうなる?貴乃花親方
この騒動は日馬富士が引退することで決着しますが、相撲協会と対峙した貴乃花親方はどうなんでしょう?
相撲協会の協力を拒んだ貴乃花親方に対して『貴乃花親方のもとでは巡業に参加したくない』と言う力士もでているようです。
貴乃花親の言い分は間違っていませんが、話し合うことも必要だったのではないでしょうか?
問答無用で引退に追い込んだ印象がもたれます。
もちろん暴力はいけません。
相撲業界では、かわいがりと言う名の”しつけ””鍛えるための厳しい稽古”が伝統的にあるようですが、それは完全に暴力でありパワハラです。
そう言う風潮を無くすためにも貴乃花親方は立ち上がったのかもしれませんが今後が心配な状況でもありますね。