
気になる相手をデートに誘う時にどんな風に誘いますか?
『デート行かない?』
『行きたいところはある?』
などの誘い文句は、あなたの事が大好きな相手なら問題ないかもしれません。
しかしあなたに対して少しの興味しかなかったり、恋愛感情が全くない人にとってはデートを受けてくれる確率はかなり低いでしょう。
気になる相手をデートに誘うのだから失敗はしたくないですよね。
ここで相手に具体的なプランを提示することによってデートできる確率が上がります。
誤前提提示で選択を決めさせろ!
先ほどのような相手の誘い文句では『YES』か『NO』の選択になってしまいます。
相手にデートを誘う時には『NO』という選択を作ってはいけません。
『No』という選択を作ってしまうと、人はよっぽど行きたくない限り『NO』と答えてしまいます。
例えば、ベストな誘い方は初めから
『映画館と水族館はどっちがいい?』
『お寿司とパスタ、どっち食べたい?』
と、二択や三択の質問にすることです。
具体的なプランを提示することで、デートに行くという前提で質問されると聞かれた側も
『NO』と答える前につい選択をしてしまいます。
新婚夫婦や家族同居だと
『ごはんにする?』
『お風呂にする?』
ってフレーズありますよね。
テレビで見たり、経験した方も多いと思いますがこの提示、断りにくいですよね。
よほど体調や気分が悪くない限り、無意識に二択を選んでるはずです。
今日は寄り道せずに家に帰ろうと思っていたら、なにげなく友人に『ご飯とお酒、どっちの気分?』と聞かれ、『お酒かなぁ』
と何気ない会話として答えたとしても『じゃあ飲みに行こう』と言われると断づらくないですか?
『それ以外の選択は無い』という前提をつくって、それ以外の選択を無くしてしまう、前提を誤らせたうえで提示する。
心理学でこれを『誤前提提示』という心理学テクニックなのです。
親近効果も使ってみよう
二択や三択を相手に提示することで選択を選ばせますが、ここで『親近効果』も使ってみましょう。
アメリカの心理学者N・H・アンダーソン氏が行った実験結果で『人は違う情報源から多くの情報を与えられると、最後に得た情報に最も影響される』と言う結果でした。
後に出した選択肢の方が印象に残るというもので、自分が相手と行きたい所を選択肢の最後に持ってくると選ばれやすくなります。
こうした選択肢を使いながら臨機応変に立ち回れる人が相手とのコミュニケーションを上手にとれる人です。
これは交渉術としても使えるテクニックでビジネスや政治でも様々な場面で使われています。
あくまでも自然に行わないと、強引な自己中心的な人間にみられてしまうので注意してください。