
意中の女性を射止めるために、身を粉にして相手を喜ばせようとする人も多いでしょう。
様々なプレゼント、いつでも車で送り迎え、相手のわがままを喜んで聞いてしまう、下心を隠しながら必死に笑顔を振りまく自分がいます。
でも残念ながら女性はその下心に気づいています。
結果、見透かされ、相手の良いように利用されてしまいます。
相手に献身的に相手に尽くすのは自分の自己満足なのかもしれません。
相手の興味を引くためには逆にそっけない態度をとる手段も有効です。
認知的不協和理論
アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーは、人間が不条理な『不協和状態』に遭遇すると『協和状態』
に戻すために態度や行動を変更すると提唱しています。
例えば、食用旺盛なあなだが、ダイエットを決意したが、空腹で我慢ができない時。
『ダイエットを決意したから食べない』⇒『信念・考え方』
『空腹がつらくて何か食べたい』⇒『事実』
『信念・考え方』と『事実』がぶつかるとき不協和が生まれます。
この『不協和』が『認知的不協和』です。
そしてあなたが決断したことは『何か食べて、ランニングをする』という決断でした。
この決断が『協和状態』に戻すための変更なのです。
そして人は協和状態に戻すときに都合の良いように解釈してしまう時があります。
『いくら食べてもランニングを長くやれば問題ない』
事実を曲げてでも正当化してしまう心理です。
恋愛に不協和理論を使うと
これまでと同じように好意的な態度を継続してみて突如あっさりとした行動や態度をっとってみましょう。
相手にとっては想定外の態度にもやもやした気持ちが残ります。
『好意的な態度のあなた』⇒『信念・考え方』
『そっけない態度のあなた』⇒『事実』
相手は何か理由があるに違いないと思い『協和状態』に戻すためにあなたを特別に意識し始め、今までと違う態度をとります。
相手との温度差も認知的不協和理論
恋人同士でも温度差を感じる事があります。
片方だけが熱狂的な態度で接しても相手は白けた態度をとりどんどん傲慢になって理不尽なことがあってもご機嫌をとろうとする事もあります。
これは心理学で『最小関心の法則』といって『恋愛は関心が少ない方が主導権をもち強い立場になる』といいます。
これも『認知的不協和論』で打ち消すことができます。
完全にあたり前になった対応を一度変えてみましょう。
そっけない態度や言動をとる事で相手に『何かいつもと違うね、どうしたの?』など聞かれるかもしれません。
そうしたら『いつもと変わらないよ』など言葉少なく答えると効果的です。
これは心理学では『ダブルバインド』といいいつもと変わらないと言いながら矛盾した態度をとるとあなたに対する意識がより強くなります。
あなたがどれだけ相手に尽くしてくれた事に気付き感謝をするでしょう
そんな態度を取られたら『忙しかった』や『そんなことないよ』など優しくフォローをしましょう。
いろいろ理論とか心理と難しいことを言いましたが、結局は『押してもダメなら引いてみな』ってことなんです。