
2016年に『電気の自由化』そして2017年に『ガスの自由化』と私たちの生活に大きな変化をもたらしました。
従来、自分の住んでいる地域によって契約できる会社が決まっていました。
関東なら東京電力、関西なら関西電力、東北なら東北電力と半強制的に決まっていました。
個人で変電設備を持った大口需要家なら個別購入は可能ですが、個人住宅の低電圧では購入ができません。
それが自由化によってたくさんの会社が参入したことで、そのなかから自分に合った会社を選べるようになりました。
きっかけは東日本大震災
きっかけは2011年の東日本大震災です。
福島第一原子力発電所の事故で『安全なエネルギー』を国民が求めるようになりました。
地震と原発事故の影響で電気やガスが思うように供給できない『エネルギー不足』に今後の課題もふえました。
節約する事も大切ですが、医療機関や公共施設で電力やガスが止まるの事は大変危険です。
この様な事にならないために新しい制度と電力会社の独占禁止状態を変える為に他の企業にも参入させて産業の競争力を高めることが目的としました。
大きな変化は?
自由化で最も変化をもたらした事は料金を安くできるようになった事でしょう。
自由化前は独占状態で競合がいなかったので料金設定も高めでしたが、新たに参入してきた会社が格安プランを提供しているため
従来の電気・ガス会社も新たなプランやサービスを追加してきました。
選ぶポイント
会社を選ぶポイントとして会社ごとに独自のプランを打ち出しています。
1. 自分の生活に合わせる
昼か夜、夏か冬、どれが利用頻度が高いのか自分の生活時間に合わせたプランが各社提供されている。
2. エリア外の電気も購入できる
地域外が運営している会社から電気を買うことで地産地消(地元で生産されたものを地元で消費する)もできる。
地域外の電力会社を選ぶことができる。
3. 発電の電気を選べる
太陽光・水力・風力・地熱の再生エネルギーで発電をする会社を選べます。
4. ポイントなどのサービス
各会社が提供するカードポイントや電気とガスのセットプランなど新しいサービス
電気・ガス供給会社
東京電力
●東京ガスの一般料金より約3%お得
●ガスセット割で、年間1,200円割引
●供給開始から1年間はガス代が5%割引
★年間で約7,600円
相当お得
ニチガス
●東京ガス一般契約より約3.6%~30.5%安い
●初回請求から2,000円割引
●+プランが豊富
★割引率3.6%で年間約2,204円
相当お得
Looopでんき
●基本料金が無料
●太陽光発電があれば従量料金-1円
●太陽光発電システム購入者、従量料金-1円
★おうちプラン年間約14,700円
相当お得
こちらでまだまだあります
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電気・ガスの自由化が始まり私たちに得することも多くなりましたが、選択範囲が広がった分自己責任の範囲も広がったと言えます。
自己責任が広がったからこそ自分に合う会社を吟味することが大切です。